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私の町では古くから1月7日8日はだるまを売る
縁日があります。 そのために、子供たちのお正月休みがこの日までは 必ずあるほどです。 沢山の人が、神社の参道から境内で売られる 縁起物のだるまを求めにやってきます だるまは、10cmほどの小さなものから、1m以上 もある大きなものまで山積となって売られます。 予算内でできるだけ大きなだるまを買うのが縁起が 良いといわれていて、だるまうりのおじさんとの かけひきも楽しい縁日です 今年はちょうどこの縁日が土日にあたったので 久しぶりに出かけてみました。 沢山の業者が、この日のために各地から集まって だるまを売る訳ですが、一体どうやって自分の店の だるまをアピールするだろう。 私は、どのお店からだるまを買いたいと思うだろう。 ぎっしりと並んだだるまの山の前を歩くと、いせいの いいおじさんが、だるまの間から大きな声で 「らっしゃいらっしゃい」と叫ぶ店 元気なお兄さんが、行く手をさえぎるように 「お母さん、いいだるま安くするよー」と声をかける店 縁日ですし、とにかく大きな声が、元気良く響いています。 そんな中で、前を通っても大きな声で呼び止めない 店がありました。 その店のだるまは他の店のものと、なんとなく雰囲気 が違います。 よく見ると、他のだるまが目の周りをぐるっとオレンジ色 に塗りつぶしてあるのに対して、このだるまは、目の周りの オレンジ色の部分が、うっすらとぼかしてあるのです。 このために、どこと無く、気品がありました。 足を止めてじっくりと眺めているとようやくその店の おじさんがやってきて、いいだるまだよ。どのくらいのが 欲しいの?と聞いてきました。 「もう一回りしてから、決めますね」 結局、私はその店で、予定外に大きなだるまを買いました。 縁日だから、元気な呼び声は無くては寂しいけれど、 良いものをじっくり 静かに選べる。というのは売る側として 意識しておく必要がありそうです。 さて、今年はたいそう気品のある大きなだるまを予算 内で購入できたので、だるまに負けないようにがんばら なきゃ。
by adekomind
| 2006-01-07 23:33
| 企業化担当日誌
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